第二次世界大戦の沖縄戦を舞台とした映画「ハクソー・リッジ」を観ました。
沖縄の歴史を語る上で、切っても切れない第二次世界大戦の沖縄戦。
アメリカが日本の領土である沖縄に上陸して、沖縄の多くの民間人が犠牲になった戦争です。
その沖縄戦をアメリカ目線で描くハリウッド映画の「ハクソー・リッジ」
日本人の私が見るとやるせない気持ちになりますが、沖縄戦を他の角度から見れる貴重な映画です。
「ハクソー・リッジ」は実話を元に作られた映画です。
AmazonPrimeVideoやNetflixで見ることができます。
映画「ハクソー・リッジ」の舞台となった場所
映画「ハクソー・リッジ」の舞台となった場所は、「前田高地」です。
浦添市にある高台で、現在の「浦添大公園」です。
ゆいレールでは、「浦添前田」駅の近くになります。
前田高地は、崖に囲まれるような地形で、前田高地に陣を構える日本軍に対して、アメリカ軍は崖をよじ登って攻撃をしかけるという位置関係です。
「ハクソー・リッジ」とは、Hacksaw(ハクソー)のこぎり、Ridge(リッジ)崖という意味です。
アメリカ軍が「のこぎりの崖」というほど、攻めるのに苦労した場所だったということです。
崖を登って攻撃するため、アメリカ軍は、大量の兵士を高地に上に集結させるのが難しいです。
そこで、海上の軍艦から前田高地に向けて集中砲火を実施します。日本軍にダメージを与えたあとに崖を登ってアメリカ軍が攻めていくという繰り返しの波状攻撃が行われました。
日本軍は、前田高地に壕を作り、戦艦からの砲弾を壕の中でしのいでいました。
前田高地ではないですが、豊見城(とみぐすく)に旧海軍司令部壕が残っており、戦時中の壕内の様子を垣間見ることができます。
主人公は良心的兵役拒否者の衛生兵
主人公は、デズモンド・T・ドスという人物です。
アメリカ軍に志願するも宗教上の問題で銃には触れないという良心的兵役拒否者です。
軍に志願し入隊するも銃に触れないということで、かなりいじめ、嫌がらせに遭います。
それはそうですよね、志願して入隊しているのに銃に触られないって、周りの兵士からしたらイライラして、なんのために入隊したんだ?となりますよね。
上官からも嫌がらせや除隊を命令されますが、デズモンド・T・ドスは信念を守り通して、銃には触らない生活を軍内で通します。
そして、実戦配備された場所が沖縄前田高地となるのです。
良心的兵役拒否者の衛生兵がどのように活躍したのか
デズモンド・T・ドスは実戦に配備されても銃は持たず、隊の先陣をきって戦場に挑み、兵士を救出していきます。
とにかく、負傷兵を助けて助けて名誉勲章を与えられた人物です。
実話を元にした映画ですからデズモンド・T・ドスという人物は実在し、名誉勲章も与えられています。
まとめ
戦争の話は苦手ですが、沖縄が好きなら避けては通れない話題だと思います。
沖縄が大好きな方、映画「ハクソー・リッジ」に興味を持った人は一度映画を観てみてください。
AmazonPrimeVideoのリンクを貼っておきます。
これ以上戦争はあってはいけないです。戦争を美化することもなりません!
第二次世界大戦の映画で日本からの目線のものはよく見かけます。
しかし、海外目線からの日本戦の映画は少ないです。
邦画の戦争映画は、アメリカは敵として描かれています。海外映画では、日本が敵として描かれています。
いろいろな角度で戦争を知ることも大切です。興味を持った人は、ぜひ映画「ハクソー・リッジ」を観てください。
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