沖縄は美しい景色とゆったりとした時間の流れから、移住先として多くの人に魅力を感じられています。
しかし、沖縄での生活が飽きてしまうのではないかという不安もあることでしょう。
この記事では、沖縄の魅力や移住が飽きる理由について一緒に考えてみたいと思います。
私自身は移住者ではなく、単身赴任として1年間沖縄で過ごした経験があります。
移住と比べると短い期間ですが、その経験を通じて、沖縄の生活がどのようなものかについて考察してみたいと思います。
目次
【沖縄移住】沖縄の生活はすぐに飽きてしまうのか?
沖縄の生活に飽きるかどうかを考える前に、この記事を読んでいる皆さんは今の生活に飽きて、沖縄への移住を考えているのではないでしょうか?
人間はどうしても一つの場所に長く滞在すると、時折飽きてしまうものです。
私自身、仕事上で頻繁に出張を経験し、海外や国内のさまざまな場所に長期間滞在することがあります。出張の期間が1か月から3か月に及ぶことも珍しくありません。
1か月だと場所が短すぎるように感じますが、3か月滞在すると充分かなと思うこともあります。
このように長期滞在を通じて、飽きずに仕事に打ち込むことができるようになりました。
この経験から、移住というよりも旅行の方が気分転換になるのかもしれないと思うこともあります。
実際、移住してしまうと、いつかは飽きてしまうのではないかという不安もあるでしょう。
飽きるという段階を過ぎれば、”住めば都” という言葉通り、どんな場所も良く感じるようになるのかもしれません。
また、新しい環境に適応する際、最初は大変なこともあるかもしれません。しかし、あまり気にせず、新しい土地に馴染むことができる人もいます。
私はその一例で、出張が多かったことから、適応力が高まったのかもしれません。
それでは、本題である沖縄の生活について、飽きるかどうかの観点から探っていきましょう。
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沖縄料理に飽きる
沖縄は独自の文化が根付いている特別な場所です。
内地では、戦国時代から江戸時代にかけての歴史が広く知られており、日本人はその歴史を背景に育ってきました。
しかし、沖縄は琉球王国時代から明治、大正、昭和、平成、そして令和という様々な時代を経てきました。
そのため、琉球王国時代の文化が根付いており、他とは異なる独自性が際立っています。
沖縄の料理も、沖縄そばやチャンプルーなど、内地のそばやうどん、野菜炒めとは異なる独自の特徴を持っています。
最初の2週間は、これらの料理を楽しむことで新鮮さを感じますが、次第に内地のそば、ラーメン、ハンバーグなどが恋しくなるかもしれません。
1か月が経つと、慣れてきます。那覇を中心にすべての食事が楽しめ、ガスト、スシロー、COCO壱番館カレー、丸亀製麺など、さまざまな食事の選択肢があります。
最初は沖縄料理に興味津々で挑戦することもあるかもしれませんが、すぐに慣れて、さまざまな食事を楽しむことができるようになります。
沖縄の気候に飽きる
沖縄は本州と比較して亜熱帯気候に属し、湿度が高く、気温が暑い地域です。
冬でも気温は15℃前後と温暖で、夏は暑いと感じることがありますが、猛暑日となることは滅多にありません。
真夏の最高気温でも32℃程度までしか上昇せず、これは高い建物が少なく、海に囲まれて風通しが良いことが影響しています。
これは高い建物がないのと海に囲まれて風通しが良いことということです。
ただし、沖縄が暑いという印象があるのは、紫外線の強さに起因しています。
東京と比較して、沖縄の紫外線は約1.5倍も強いのです。
したがって、暑いというよりも紫外線が強烈であると感じることがあるかもしれません。紫外線対策は大切です。
また、沖縄の気候特徴として、最高気温と最低気温の差が比較的少ないことが挙げられます。夏でも夜になっても気温が下がりにくく、暑さが持続します。
そのため、寒い場所よりも暑い場所を好む人にとって、沖縄は適していると言えるでしょう。
台風が嫌い、怖い
沖縄の台風は想像以上に風が強力です。
最近の例で言えば、2023年8月に襲来した台風6号が記憶に新しいでしょう。
この台風の影響で、沖縄の全体の約1/3が停電し、しかも数日間も復旧に時間がかかりました。
さらに、空路や海路が閉ざされ、物資が供給されないため、スーパーやコンビニの棚はしばらく空っぽになることがありました。
台風が接近すると、翌日にはコンビニの食料品がほぼなくなることも珍しくありません。
ただし、通常の台風は半日から1日ほどで通り過ぎてしまいます。少しの辛抱が必要です。
雪国では何か月も雪に閉ざされ、厳しい寒さに耐えることがあるなら、個人的には沖縄の台風の方がまだマシだと思います。
台風の少ない地域に住んでいる人たちは、沖縄の台風には驚くことでしょう。
沖縄の台風についてはこちら>>【最新版】沖縄のベストシーズンはいつ?沖縄の天気で気になる台風、梅雨を過去データから徹底調査
沖縄の美しい海や景色に飽きる
沖縄の美しい海や景色は、確かに魅力的ですが、これに飽きてしまうというよりも、普段の生活の一部として受け入れるようになります。
海や景色は自然が創り出す風景であり、そのため日々異なる一面を見せてくれます。
沖縄に住んでいると、自然を身近に感じることができる素晴らしい機会です。
しかし、これらの美しい景色が失われた場合、その喪失感は非常に深いものとなります。
当たり前のように楽しんでいた美しい海や景色が見られなくなると、再び見に行きたくてたまらなくなります。
私自身、今このブログを書いている瞬間でも、再び沖縄に戻りたいという気持ちが湧き上がってきます。この美しい自然に触れることが何よりも大切なのです。
観光客とは全く違う景色
沖縄への移住を考えている方ならお分かりかと思いますが、観光旅行での沖縄と実際の生活はまったく異なります。
リゾートホテルに宿泊し、プライベートビーチで贅沢な食事を楽しむ観光旅行とは、沖縄での日常生活とは全く別の体験です。
実際の沖縄では、ローカルな食堂で食事を楽しんだり、近くの美しい海で泳いだりすることがあります。
近くの海と言っても、それは本当に美しい海ですが、リゾート地とは異なる自然の魅力があります。
また、沖縄での生活では、イオンモール、マックスバリュー、サンエー、りゅうぼう、かねひでなどの大型スーパーマーケットがたくさんあり、日常の買い物には困ることはありません。
狭い沖縄に飽きる
沖縄は狭いから遊ぶところがなくて飽きると思っている人もいるかもしれません。
しかし、沖縄本島は思っているよりも大きいのです。沖縄本島の北から南までは約150kmあります。
150kmというと、東京から富士山くらいの距離です。もしくは東京から日立くらいまでの距離と言えるでしょう。
かなり広大なエリアですよね。普通に東京で暮らしていても、富士山の近くまで遊びに行くのは年に数回あるかないかのことかもしれません。
沖縄本島は車での遊ぶのには十分な広さがあり、海はそこかしこに広がっています。絶景スポットや世界遺産もたくさんあります。
数年かけても全てを制覇するのは難しいほど、魅力的な場所がたくさん広がっています。
沖縄本島に移住する限り、広さに関して飽きることはまず考えにくいですね。
コミュニティも狭い
日本全般に言えることですが、よそ者としての疎外感は存在することがありますね。
私は単身赴任だったため、地域のコミュニティにはあまり関わりがありませんでした。
SNSなどで見ると、移住者たちにとっても疎外感を感じる瞬間があるようです。
沖縄では家族や地域のつながりが非常に強いです。
旧盆を重要視し、家族が集まる機会が多いのが特徴です。
沖縄には「長男の嫁にはなるな」という言葉もあり、これは沖縄の家庭では長男の嫁が家族の集まりで料理や世話をする役割が大きいことを示しています。
また、「模合」と呼ばれる集まりも存在し、地域の人々がお金を出し合い、飲みに行ったり、冠婚葬祭を手伝ったりするコミュニティが盛んです。
移住者が「模合」に参加することは滅多にありませんが、沖縄の特徴として家族や地域の人々との強い結びつきが存在します。
薄給に耐えられない
沖縄移住者にとって最も困難な点の一つは、給料の低さです。
沖縄の最低賃金は、日本全国で最も低い水準です。
それにもかかわらず、観光関連の業界では労働力が不足しており、最近では時給が上昇傾向にあるようです。
それでも、全体的に見て給料が低いことは否めません。
しかし、物価が低いかと言われると、私の感じるところではそうとは言い難いです。
地元の食堂では手頃な価格でボリュームもたっぷりで、お得感を感じました。
しかし、スーパーマーケットでの買い物に関しては、本土のスーパーと同じか、運送コストのためにやや高めです。
また、通信販売など、一部の商品で離島への送料が別途かかることもあります。 Amazonなどの通販でも、離島への送料は発生します。
幸福度No.1☆「沖縄移住」でワクワク楽園生活!: ツテなし・カネなし・資格なし ゼロからはじめた私の方法
まとめ
結局、私は移住しません!
沖縄は旅行先として訪れるには最適な場所です。美しい景色、魅力的な観光地、そして温かい気候が、多くの人々にとっての憧れとなっています。
しかし、沖縄に移住し、その美しい海や景色を毎日楽しむことは、予想以上に飽きることがあります。
移住には、どんな場所に移住しても避けられないさまざまな問題や文化の違いが伴います。
それらを踏まえ、気楽に新たな環境に身を置くことが大切です。
日本人にとっての憧れの観光地である沖縄で、毎日美しい海を見ながら過ごすことは素晴らしい体験です。また、週末には観光地へ気軽に出かけることも可能です。
結局のところ、新しい環境に慣れてしまえば、どんな場所でも「住めば都」の精神が働き、その土地の魅力を存分に楽しむことが大切です。
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