海外出張での税関での失敗談をもとに注意点を紹介します。
イランで自宅用に購入したカーペットを没収されかけた話です。
イランから帰国するときのこと。
チェックイン前に、スーツケースをX線に通す検査があるじゃないですか。
もちろん、あっさり通るわけもなく──
「開けろ」と言われ、しぶしぶスーツケースをオープン。
しかも驚いたことに、全員が開けさせられてる!
「X線の意味ある?」って心の中でツッコミましたよ。
最初は中身を少しずつ見せていたのですが、しまいにはスーツケースを逆さまにされて中身を全部ぶちまけられるという徹底ぶり
その中に入っていたカーペット!即没収でした。
テヘランの商店街で買った、玄関マット程度の大きさのカーペットでした。
ペルシャ絨毯は、良い絨毯なので小さく折りたたんでスーツケースに入っちゃうんですよね。
まだ、海外出張3ヶ国目で英語もうまくしゃべれない状況でしたが、輸出がどうのこうのって感じで没収されました。
帰国の時ですよ!入国の時の厳しさは理解できますが、帰国(出国)の時に、そんなに厳しくしなくてもいいやん。って思いましたが、反論できる英語力もなくタジタジ・・・
結局、イランからハンドキャリーしなければカーペットは返してくれるということとなり、カーペットは手元には戻ってきました。
没収されるなら空港でたむろしているイラン人でもあげてしまおうかと思ったのですが、空港まで送ってくれたドライバーが日本に送ってやるってこととなり、日本に船便で送ってもらいました。
ボクは、送ってねっと頼んだだけなので、宅配については、よくわかりません。
スーツケースを預けた後も、手荷物検査は厳しく、都度、かばんの中身をすべて出して持ち物検査をされました。チェックインしてから飛行機に乗るまでに5回は荷物を出して入れ、出して入れと繰り返しました。
ボクの経験上、出国でここまで厳しかったのは、イランだけですね。
海外出張での税関通過

海外出張に行くときにハンドキャリーでサンプル商品や現地で使う工材などを持っていくときがありませんか?
税関に関しては、法律的にも難しいので、ボクの経験談です。
ハンドキャリーでサンプル商品を持っていく場合
ミーティングなのでサンプル商品を見せて説明して、日本に持ち帰る場合は、税金は基本かからないです。
ハンドキャリーで工材などを持ち込む場合
現地で使ったり、納品、置いて帰るものには、税金がかかります。
ハンドキャリーした品物、パッキングリスト、Invoiceをみせて、その金額の数%の税金を支払えば、ハンドキャリーした品物を受け取って入国できます。
税関担当者は、品物自体の理解があるわけでもなく、税金をぼったくろうと考えているので、なかなか納得してくれません。
不毛なやり取りが続きます。税金を支払って出てくればよいですが、納得させられなければ没収になります。
海外出張での税関トラブル
入国するときの税関トラブルは多々ありましたね。
そもそも自分でなにをハンドキャリーしているかわからないのですよ。意味わかります?
一応、パッキングリストやInvoiceは持っているのですが、しょせん紙っぺらですよね。
成田空港で運輸業者と軽くやりとして、現地に到着してからターンテーブルを見て、びっくり!こんなに荷物大きいのかいってことが、多々ありました。
現地空港の税関通るときに、大きな荷物を持っていれば止められますよね。
パッキングリストとInvoiceをみせて
「なんだこれ?なににつかうんだ?どこで使うんだ?」と聞かれて、ちゃんと答えられないと没収ですよ。

What’s ○!※□◇#△!・・・・!?
How ¥!>♂×&◎♯£?
・・・・
海外出張時の税関通貨の注意点

税関通過に必要なもの
- ハンドキャリー品
- パッキングリスト
- Invoice(請求書)
必ず、持参してください。税金はいくらになるかわからないので、ちょっと困りますね。
免税範囲内であれば、税金は支払わずに持ち出し可能です。
これだけ用意しても、質問を浴びさせかけてくるので、英語で太刀打ちできないと負けてしまいます。
ボクは負け続きでした・・・海外出張に行くといっても輸出入のプロではないですからね。
まとめ
海外出張税関通過時のボクの失敗談を紹介しました。
観光旅行と違い、海外出張は「仕事」です。
だからこそ、税関での準備不足は命取り。
「まあ大丈夫だろう」は通じません。
目的を明確にし、必要書類を揃え、英語力が足りないなら笑顔で乗り切る!
慎重になりすぎる必要はないですが、油断は禁物。
あなたの出張がトラブルなくスムーズに進みますように。
気を付けて、いってらっしゃいませ!
入国審査のお話はこちら>>海外出張の入国審査は観光の時とはちょっと違う



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