楽天モバイルからpovoへのMNP手続きを完了しました。所要時間は約4時間かかりましたので、手続きの過程についてお話しします。
実は楽天モバイルは首都圏でも通信エリアが完全にカバーされていないんですよ。
屋外ではまだ良いのですが、屋内でのカバレッジには不満があります。
最近では、自動販売機でもQRコード決済が利用できるようになりましたので、私も自動販売機でQR決済を使用して購入します。
ところが、楽天モバイルでは、自動販売機の前で圏外になってしまうことがあります。
こうした場所が多くなり、不満が溜まってきました。
一方、povoはau網を使用しているため、通信エリアのカバレッジはau(KDDI)と同じです。
さらに、au Wi-Fiアクセスポイントも利用できるので、カバレッジに関する心配はありません。
povoへのMNPを決めた決め手は、通信エリアの広さと自分の使い方に合わせてカスタマイズできる料金プランですね。
povoへのMNPの際は、必ずWi-Fiが繋がるところで実施してください!
目次
さよなら楽天モバイル!楽天モバイルへの不満爆発
楽天モバイルへの最大の不満は、通信エリアのカバレッジです!
とくに、建物に入ると通信が不安定になります。建物の奥に進むほど、圏外率が上がっていきます。
通信エリアのカバレッジの不安は承知して楽天モバイルに契約しましたが、我慢の限界に達しました。
ビル内のコンビニや自動販売機の前で圏外になるとQR決済が利用できなくなります。
最近はQR決済が増えており、スマホが圏外になると支払いができなくなると致命的です。
また、アンテナピクトが4本立っているにもかかわらず通信できない場合もあります。これはアンテナピクトの偽装ではないかと疑っています!
駅前でアンテナピクトが4本立っているのに、LINEメッセージの送受信ができなかったり、待ち合わせができない状況になることがあります。
イライラが募り、楽天モバイルを約1年半使用した後、MNPを決意しました。
QRコード決済が利用できる場所が急激に増えている中で、楽天モバイルの通信エリア拡大が追いつかなかったということですね。
楽天モバイルからpovoへのMNPに約4時間かかった理由
povoへのMNPは、eSIMを使用すれば数分で完了するとウェブでよく見かけますが、実際にMNPを実施すると約4時間かかりました。
時間がかかった経緯をSTEPごとに説明します。
STEP1. SIMフリー、eSIM対応のスマホを用意する
ウェブで簡単に早くpovoへのMNPをしようとすると、SIMフリー、eSIM対応のスマホが必要になります。
私は、楽天モバイルで購入したiPhone 13を使用していますので、購入時からSIMフリーです。
povoでeSIMが使用できるiPhoneの一覧は以下の通りです。
Apple iPhone eSIM対応機種 |
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iPhone 14 Plus iPhone 14 Pro Max iPhone 14 Pro iPhone 14 iPhone SE(第3世代) iPhone 13 Pro Max iPhone 13 Pro iPhone 13 iPhone 13 mini iPhone 12 Pro Max iPhone 12 Pro iPhone 12 iPhone 12 mini iPhone SE(第2世代) iPhone 11 Pro Max iPhone 11 Pro iPhone 11 iPhone XR iPhone XS Max iPhone XS |
STEP2. 楽天モバイルでMNP予約番号を発行する
my楽天モバイルアプリで簡単にMNP予約番号が発行されます。
楽天モバイルは契約に2年縛りなどはないので、いつでも手数料なしで解約できます。
しかし、当月の支払いは発生しますので、できれば月末にMNPを実施した方が良いでしょう。
データ通信量が少ない人は、3GBを超える前にMNPを実施した方がお得です。
STEP3. povo2.0アプリをスマホにダウンロードする
iPhoneの場合は、App Storeから「povo2.0」のアプリをダウンロードします。
ダウンロードのタイミングはいつでもいいです。MNP予約番号発行前でも、当日ではなく数日前にダウンロードしても問題ありません。
「povo2.0」のアプリの登録を実施します。
登録には、eメールアドレス、名前、住所などを記入します。
STEP4. 「povo2.0」アプリで本人確認をする
次に、「povo2.0」アプリを起動して、本人確認を実施します。
私は、ここで約3時間かかりました。
登録開始した時間は月末最終日(6/30)の午前9時でした。前晩からのMNP依頼者や月末にMNP依頼者が殺到したため、時間がかかったものと思われます。
本人確認に必要なものは、以下のいずれかとクレジットカードが必要となります。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
povoでの支払いはクレジットカードのみです。
さらに、顔写真(正面、左面、右面)の撮影が必要ですので、カメラが起動できる場所で本人確認を行なってください。
ここまで完了すると、「本人確認を受け付けました」のメールが送付されます。
STEP5. eSIMの設定をする
待つこと約3時間で、「povoのご利用開始のお知らせ」のメールが届きます。
eSIMを使用する場合は、このメールが届いた後、自分でeSIMの設定を行います。
eSIMの開通手続きは以下のようになります:
- QRコードは表示されますが、QRコードを使用せずに進みます。
- 「SM-DP+アドレス」と「アクティベーションコード」はpovoから通知されます。これらをコピーします。
- iPhoneの「設定」→「モバイル通信」→「eSIMの追加」→「QRコードを使用」を選択します。
- 画面下部にある「詳細情報を手動で入力」の画面に、コピーした情報をペーストします。
STEP.6 eSIM、端末をアクティベーションする
STEP5. eSIM設定が完了すると、アクティベーションが開始されます。
アクティベーションの際には、楽天モバイルも解約され、eSIMの設定も途中なので、回線が一切ない状態です。そのため、Wi-Fiが必要です。
アクティベーションには約1時間かかりました。
さらに、アクティベーションに失敗したというメッセージが表示されてしまいました(涙;
しかし、結果としてアクティベーションは失敗しておらず、ちゃんと開通していました。
STEP.7 発信、モバイルデータ通信テストをする
アクティベーションが完了したら、povoの開通を確認するためにテストを行います。
- 発信テスト用番号(111/通話料無料)へ電話をかけ、ガイダンスを最後まで聞いて電話を切ってください。
- Wi-Fiを切った状態でブラウザを起動し、モバイルデータ通信を利用してWebサイト(https://povo.jp)が閲覧できるかどうかを確認します。
※データトッピング購入前は画面の表示に時間がかかる場合があります
発信テストとモバイルデータ通信テストが完了すると、eSIM開通手続きは終了です。
お疲れ様でした!
本人確認とアクティベーションに時間がかかったため、トータルで約4時間で楽天モバイルからpovoへのMNPが完了しました。
自分の使い方に合った料金プランを「povo2.0」アプリからトッピングを購入してpovoの世界を堪能してください。
まとめ
楽天モバイルからpovoへのMNPを実際に行ったので、手続きの過程を紹介しました。
楽天モバイルからpovoへのMNPの手順は、ウェブ上にたくさん掲載されていますが、どのくらい時間がかかるかの情報は少ないです。
ウェブの情報を信じて数分で終わるのか不安でしたが、実際には約4時間かかりました。
また、SIMを手配する場合は、SIMが郵送されるまでさらに時間がかかります。通常、3日から4日ほどかかると思われます。
軽い気持ちでMNPを開始し、3日から4日もスマホが使えない状態になるとショックですよね。
私は幸いにもスマホが使えなかった時間は4時間程度で済んだので、まだ良かったですが、アクティベーション失敗のメッセージが表示された時には、数日間スマホが使えなくなるのではないかと焦りました。
いまでは、MVNOやahamo、povo、LINMOなど、携帯電話会社の選択肢が増えています。
しかし、サポート窓口がない状態で、ウェブの情報に頼って自分でMNPするのは大変です。
一方、携帯電話会社を移ることは、料金を安くする上で非常に効果的です。
私はMNPを推奨しますが、手順が複雑で時間もかかるため、きちんと調べた上で、Wi-Fiなどモバイルデータ通信ができない状況でも通信が確保できる環境で落ち着いてMNPを行うことをおすすめします。
auから楽天モバイルへ転入した時の記事はこちら>>auから楽天モバイルへMNP転入の注意点がたくさんある!時間がかかるので早めに実施が必要
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